最後の更新は何年前?ホームページを「負債」にしないために心がけたいこと。
いきなりですが、ホームページの運営であったりブログの更新というのは、ほとんどの場合において「非常に面倒」な作業なわけです。
ネットショップであれば、更新=新商品の追加ですから、売上に直結する分頑張れるものではありますが、そうではない場合、この更新は売上に結びつくのか、誰が見てくれるのかなど疑問は尽きず、それ以前にこの作業は誰かのためになっているのだろうか…? というところまで発展しかねないものでもあります。
それでもホームページ立ち上がり初期は完成時のモチベーションの延長でなんとかなりますが、いつしか更新作業は苦行となり、実務の片手間となり、手の空いた人が適当な更新をするようになり、最後に放置…。
思い当たる節、ありませんか?
もしくは、最初は定期的に更新情報を最新のものに書き換えていたのに、いつのまにか最終更新日が1年前でストップしている。
とりあえずホームページを立ち上げたものの、名刺サイトなので特に触る必要ないと放置されたまま早幾年。思い出して見てみるころには時代遅れのデザイン…。
思い当たる節、ありませんか?
これらは皆、「ホームページの負債化」であり、サーバー代やドメイン代をただ支払い続けているだけの存在と成り下がってしまっている状態です。
近年のWeb事情として「情報の最適化・鮮度の高さ」は非常に重要視されている傾向にあり、常に情報発信し続けていられるか否かが勝負でもあります。
負債化したホームページはよほどニッチな業界でもない限り、検索エンジンからも徐々に順位を下げられ、気がつけば誰も見ていないものともなってしまいがち。
では、そうならないためにはどうすればいいのでしょうか?
担当者一人にすべてを任せない
最も多く見られるのが、更新担当者は一人にすべてを任せてしまい、いつのまにか実務の忙しさから更新が滞っていき、最終的に誰も気に留めなくなってしまうパターン。
また、担当者が退職された場合は更新する人がいなくなってしまうケースもあります。
一人で更新を担うだけのノウハウがあり、十分な知識があれば問題はないかもしれませんが、すべて任せきりというのは問題で、せめて「何を更新したのか」くらいは全体で共有出来るようにしておくべきでしょう。
例えばブログであれば、書き上がった記事に対して校正を何人かで行う。入れておくべき記述や、表現上問題のあるものを削るなどのチェックも数人で行い、更新情報を共有することで、更新作業を「チームワーク」としてできるようになります。
予めスケジュールを決めておく
多くの方が経験済みと思われますが、人は「突発的な作業」「不定期な作業」を嫌がるものです。
急遽差し込みをしなければならない状況であれば仕方のないところですが、更新作業を負担にしないため、予め業務内容の中に組込んでおくことで、通常の業務としての扱いであればストレスは軽減されるでしょう。
更新情報を掲載する日が予め分かっていれば、早いうちに業務スケジュールの中に組込んでおく。ブログであれば、5営業日のうち、火曜と木曜は記事を書くなど、最初からルールを作っておくのもいいでしょう。
毎回記事を書くのが辛い場合は、こちらも予め記事タイトルや、予定している記事内容の枠組みを作っておき、あとはスケジュールに合わせて更新していく だけでもかなり楽になります。
更新せずともアクセス解析は確認する
これは出来るだけ日課にしておくべきことですが、ホームページにアクセス解析を設置し、どのような検索ワードで来訪しているのか、どのようなことに興味を持っているお客様がいるのかなどチェックしておくことで、ホームページに必要なものが分かってくるはずです。
ホームページ立ち上げ当初はビックリするくらい流入がなく、ひたすらアクセス数が0〜10程度を行き来することになるので、見ていてつまらないかもしれませんが、定期的な更新、必要な対策を講じていくことで、徐々に変化が現れてくるのが分かるはずです。
逆に、3ヶ月〜半年程度経っても大きな変化が見られない場合、ホームページ、もしくはブログに何か問題が生じている可能性があるので、早々に対策を練っていく必要があることが分かります。
ちなみに、アクセス解析は今でも様々な種類のものがありますが、近年ではほとんどがGoogleアナリティクスに移行していること、PHI-WORKSでもこちらを推奨しています。
特に、更新が上手く行き、ホームページへのアクセス向上はモチベーション向上にも繋がりますので、アクセス解析の情報を元に更新内容を考えていくというのも大事なことです。
ホームページを財産にしたい
Webを取り巻く事情は日進月歩で様変わりをしており、常に追っていかなければ、すぐについていけなくなってしまうほどのスピードで動いています。
そんな中でも、変わらないことがあるとするなら、それは「ユーザーが求める(満足する)情報がそこにある」ということが求められているということ。
それは情報の鮮度であったり、精度であったり、様々な要素が絡んで複雑にも感じられますが、要するに「私たちはいつも精力的に動いているぞ!」ということをアピール出来る場を最大限利用出来れば、きっとそのホームページは財産として役に立ち続けていくのではないでしょうか。
ホームページは作れば終わりではなく、作った後からが本番。ようやくスタートなのです。
ここまで書いてしまったので
と、いうわけで。
ここまで書いてしまった以上、私自身も…このブログを…更新…頑張りたいと…思います…!